顔隠して証人尋問、弁護側反発 共産党ビラ配布事件

http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200509050301.html

弁護側は尋問前、「裁判では言論の自由への侵害が問題となっており、憲法上、絶対に公開されることになっている」と異議を申し立て、「証人予定者を懐柔するために遮蔽を使っている」と検察側を非難した。しかし地裁は「傍聴人が多数来ていることも、遮蔽できる要件に含まれる」と異議を棄却した。

理論的には、「公開」と「遮蔽」は両立するでしょう。遮蔽されるから非公開になった、とは言えないと思います。
ただ、事件により、「なぜ遮蔽まで求めるのか」が疑問な場合も出てくるでしょう。遮蔽を求めたことが、即、証人や証言の信用性に影響を及ぼすことはないと思いますが、裁判所の心証に微妙な影響を及ぼすことはあり得るのではないかと感じます。