副総裁、15日にも起訴 「談合知らぬ」と全面否認

http://www.asahi.com/national/update/0814/TKY200508130261.html

公団OBの一人も事情聴取に対し、「談合の結果、技術の面でも価格の面でも国際競争力が落ち、外国企業と競合するケースなどで受注しづらくなった」と指摘しているという。

副総裁の前の技師長時代、公団の中で『会計検査院から経費が高くなっていると指摘されるのではないか』という意見が出て、一括に変えたことがある」との供述も得たとされる。

副総裁殿は、背任罪でも逮捕、勾留されているはずですが、私は、特捜部が、なかなか良いところを突いてきたなと思う反面、背任罪の構成要件の難しさはそれなりに理解しているつもりなので、図利加害目的などの立証はできるのだろうか、と、疑問も感じてきました。
しかし、上記のような証拠まで確保しているということになると、強固な否認のままでも十分立証できるという自信を持った上での起訴に踏み切れるのではないかという印象を強く持ちます。
この事件が、背任罪として有罪認定を受けることになれば、東京地検特捜部の知能犯捜査に関する能力が、世界最高レベルであることが改めて実証されることになるでしょう。
これに較べると、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050803#1122997895
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050715#1121354480

で触れた「口先警察」は、よちよち歩きの乳児以下でしょうね。