映画「ヒトラー 〜最期の12日間〜」

http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=321938

この種の映画には興味があるので、渋谷まで行って見てきました(上映している映画館が少ないですね)。
ヒトラー役の俳優が、ヒトラーに見た目や振る舞いがそっくりで、驚かされました。相当、役作りに励んだようです。
ソ連軍がベルリンに迫る中で、ヒトラーが、守るべき国民を守ろうとせず、既に壊滅したり壊滅寸前の軍団に勝手な期待を抱き戦局打開を図ろうとし、無理だとわかると部下に当たり散らす様が、非常にリアルに描かれていました。それでいて、秘書には優しく(この映画は秘書の視点で作られています)、人間としての二面性があったようです。
ベルリン陥落の中、多数の人が不条理に死んで行くので、あまり救いが感じられない映画ではありますが、最後のシーンである人が語った言葉が印象的であり、この映画の制作者の思いがそこに凝縮されているように思いました(ネタバレを避けるためこれ以上は紹介しません)。