無罪の重み:佐賀女性殺人判決から/下 「迅速な裁判」には遠く /佐賀

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050516-00000172-mailo-l41

岡口裁判官のブログで、このニュースを知りました。
端的に言って、検察官が目指す「迅速な裁判」というものは、迅速な「有罪」裁判であって、「有罪」が、「無罪かも?」という状態になれば、「迅速」という点はどこかに飛んで行ってしまう、ということに尽きると思いますね。
松尾検事総長が、迅速な裁判、と言っても、「無罪判決を迅速にもらえ」と言っていると思う人は、検察庁内部には誰もいないでしょう。無罪判決を迅速にもらっているようでは、無能の烙印を押されて、組織内でろくな処遇は受けられない、そういう強迫観念やプレッシャーの中で、検察官は必死に動いているということだと思います。