キムタクVS松本幸四郎VSタモリ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070416-00000018-spn-ent

幸四郎が演じるのは、刑事裁判での無罪獲得数日本一を誇る冷静沈着な弁護士・蒲生一臣。主人公の検事・久利生公平(木村拓哉)の前に立ちはだかる「HERO」史上最強の敵だ。配給元の東宝は起用の理由について「圧倒的な存在感で、久利生を想像を超える窮地に追い込める役者は、歌舞伎、舞台、テレビと、さまざまな分野で活躍する幸四郎さんしか考えられなかった」としている。

私自身、台本を案の段階から読みながら、この役は重要かつ難しいもので、よほどの人が演じないと映画全体を台無しにしかねないだろう、と思っていたのですが、松本幸四郎が演じると聞き、大きく納得した記憶があります。
徐々に全貌が明らかになってくるはずですが、この映画には、単にエンタテイメントというだけでなく、今後の検察庁が目指すべきものや、そういった方向性に対する国民の大きな期待、それに応えるべき検察庁の責務、真に信頼される検察官像、といった重要なメッセージも含まれているのではないか、と私は思っています。
裁判員制度が開始されようとするなど刑事司法が大きく変わろうとしている状況や、無罪判決が相次ぐなど検察庁の存在価値が厳しく問われている今にふさわしい映画になるのではないか、また、そうなってほしい、と思っています。