政党ビラ配布事件、無罪判決に検察側が控訴

http://www.asahi.com/national/update/0901/TKY200609010344.html

1審で無罪等の、検察庁にとっての「問題判決」が出ると、通常の流れとしては、

1 公判立会検察官が資料を作成した上、地検内部で控訴審査を行う(複数の検事が集まって検討)
2 控訴審査結果を踏まえ、地検として意思決定(控訴か不控訴か)
3 高検との協議(必要に応じ、さらに最高検とも)
4 検察庁として最終意思決定、控訴の場合は控訴手続

ということになります。
事実関係が複雑かどうかなどで、かかる日数も変わってきますが、上記の事件のように、8月28日に判決が出て、9月1日に控訴手続、というのは、異例に早い、と言えると思います。
おそらく、無罪判決が予想されて、予め資料等を準備し、1から3を、あっという間にやってしまって4に至った、ということではないかと思います。
それだけ、検察庁が、無罪を問題視し、死に物狂いで逆転有罪を狙っている、ということでしょう。