新司法試験、初年度合格者数は900〜1100人

http://www.asahi.com/national/update/0228/026.html

新試験については昨年10月、初年度の合格者を現行試験と同数(合格率34%)とする法務省素案が明らかになり、法科大学院関係者らが強く反発してきた。法科大学院側には「まだ合格枠が少ない」とする声もある。

昨春に法科大学院の2年コースに入学した学生は2350人。すでに現行試験に合格した人もおり、06年度の受験者数は未定だが、合格率は5割前後となる見通しだ。

法科大学院関係者や学生から見ると、5割というのは、何とかパニック状態にならずに勉強もできる、絶対に譲れないぎりぎりのライン、というところでしょうか。委員会が、野球に例えると、外角の低めぎりぎりのストライクを投げ込んできたような印象を受けます。
当初の法務省案があまりにも衝撃的だったことを考えると、世間にアピールしつつ圧力をかけまくった成果が出たとも言えますが、アピールや圧力の影響も、この辺が限界かもしれません。