コメントへの回答(その3)

>なお、私個人としては、弁護士の数がいまの数十倍になっても、何ら困らないし、きちんとした選抜、教育が行われた上で大幅に増えた法曹間での競争というものは、むしろ好ましいと考えていることを付言しておきます。

そうおっしゃった処で、付け足しの言い訳にしか聞こえません。
何故困らないのですか?
また、「きちんとした選抜、教育」を定義して下さい。
「現行試験」「司法研修所」そのような、内容のはっきりしない形式的紋切型の回答は回答とは看做しません。

別に言い訳ではなく率直に言っているだけで、なぜ困らないか、と問われても困りますが(笑)、敢えて言えば、弁護士の数が今の数十倍になっても、ごく普通に生活する程度の収入は得られるだろうと思っている、ということでしょうね。他の弁護士のことは知りませんが、私の場合、法曹人口が増えることについては肯定的に見ており、それは、いままでのこのブログの内容を見てもらえれば、容易にわかるはずです。
「きちんとした選抜、教育」と書いて理解できない方に、定義を示しても理解していただけるかどうか不安ですが、きちんとした選抜とは、「法曹として一人前にやって行けるだけの能力があるかどうかを検証して選別すること」、きちんとした教育とは、「法曹として一人前にやって行けるだけの能力を身につけるための教育」でしょう。

さて、私はすべての質問にお答えしましたから、私から質問させてもらいましょう。他人に対して、「内容のはっきりしない形式的紋切型の回答は回答とは看做しません。」と言うような方ですから、当然、「内容のはっきりしない形式的紋切型の回答」ではない、中身のある回答をしていただけるのでしょうね。このブログは、1日、数千のアクセスがあり、多くの方が注目しているはずですから、「きちんと」回答してください。

1 司法研修所存置が気に入らないようですが、どういった法曹養成制度が望ましいと考えているのですか?
2 司法研修所を廃止した場合、実務法曹になるための教育は、どの段階で、誰が、どのような方法で担当するのでしょうか?また、その費用は誰が負担しますか?
3 法科大学院で特定の科目だけ担当する非常勤講師が、なぜ、その法科大学院全体をフォローし、そこで起きたことについて(自分が担当する科目以外で)責任を取る必要があるのでしょうか?フォローしたり、責任を取る根拠を明示してください。

回答はこのブログのコメント欄にどうぞ。何も回答がなければ、無責任なコメントを書き逃げしたとみなしますよ。