刑事法学者49人が刑法重罰化に反対意見書

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040723AT1G2302523072004.html

「重罰化」が問題と言うよりも、「捕まって目の前にいる犯罪者さえ処罰されればいい」という、短絡的な発想が良くないと思います。日本の治安に脅威を与えているのは、組織犯罪です。組織犯罪で捕まるのは、末端の者がほとんどです。そういう人間たちを、間抜けな若手検事とか、犯罪の全体像が見えない裁判官は、責め立て、厳罰を科そうとしますが、愚かとしか言いようがありません。司法取引とか、刑事免責といった制度をどんどん導入し、活用して、犯罪組織の上層部に打撃を与えないと、いつまでたっても犯罪は増加し続けるでしょう。