ファーウェイがAndroidを使い続けるより、独自OSを作るほうがデメリットが大きいとGoogleが米政府へ説得か

ファーウェイがAndroidを使い続けるより、独自OSを作るほうがデメリットが大きいとGoogleが米政府へ説得か | ギズモード・ジャパン

どうやらGoogleは、米商務省の関係者などへ、もしもHuaweiに対するAndroidのライセンス剥奪が続き、勝手にオープンソースベースでAndroidもどきなOSを作られたりすれば、そのバグが大量に発生して、かえってセキュアでないスマートフォンが世界に蔓延しかねないと抗議。結局のところは、これは米政府が懸念するセキュリティ上のリスクを全般的に高める結果を招いてしまうので、当面のHuaweiに対する3か月間のライセンス提供期間を延長するないしはライセンス剥奪措置の撤回を認めるよう、関係者へ申し入れたと伝えられていますね。

HUAWEIAndroid陣営の中にある限り、Android陣営が服すべきコントロールに服さざるを得ませんから、そのコントロールから脱して「トラを野に放つ」ような状態が、いかに危険なものかということを、Googleは言いたいのでしょう。私もそれは感じます。

悪というものは(HUAWEIが悪とは思いませんが、悪者扱いされていますので、ここでは一応、悪とします)、コントロールできるものであればコントロール内に置くことが、社会にとってメリットがあることが少なくありません。例えば、かつての日本における暴力団対策も、徹底的に取り締まってマフィア化させるのではなく、適当に警察と暴力団が折りあいながら、とんでもない反社会的な組織にしなかったという面がありました。筋目正しい(?)暴力団組織が統制を取りつつ存在することで、警察が把握できない正体不明な組織を排除できた面もありました。HUAWEI問題や上記のように報じられているGoogleの対応に、それと似たものを感じます。 

iPhoneから独立するiPadとApple Watch、透けて見えるアップルの苦悩

iPhoneから独立するiPadとApple Watch、透けて見えるアップルの苦悩 | 日経 xTECH(クロステック)

Apple Watchは既にLTE通信機能やeSIMを搭載し、単独でもデータ通信ができるモデルが登場している。そうしたことからApp Storeの導入によって、多くのシーンでiPhoneがなくても、単独で利用できるようになる。これもある意味、iPadと同様にiPhoneからの分離が進められた動きと見ることができよう。

 私は、Apple watchを使いつつ、最近はHUAWEI watchGTも使っているのですが、HUAWEI watchが、Apple watchほど独自性を出さずにいつつ、母艦のスマートフォンと連携し使える、そのちょっと抑えた感じも良いなと感じています。価格もAppleウオッチよりかなり抑えられていますし、コストパフォーマンス高く、使うとやめられなくなる感じがあります。

Apple watch自体が進化するのは悪いことではありませんが、所詮、あの程度の小さな画面であり、できることには自ずと限界があります。あれこできる、これもできると機能自体を増やしても、実際の利用者がどこまで使いこなせるか、便利と感じるかも検討しないと、頭でっかちなことになりかねないでしょう。

Apple watchの今後の進化に大きく期待しつつも、その方向性に一抹の不安を感じさせる記事でした。

大麻菓子、密輸後絶たず=海外での合法販売一因-専門家「少量でも悪影響」

大麻菓子、密輸後絶たず=海外での合法販売一因-専門家「少量でも悪影響」(時事通信) - Yahoo!ニュース

厚生労働省によると、「大麻菓子」は大麻に含まれる幻覚作用や記憶障害を引き起こす有害成分が入った菓子を指す。カナダや米国のコロラド州など一部地域では、こうした大麻食品が嗜好(しこう)用や医療目的で合法的に販売される。

この記事を読んで思い出したのですが、以前、東南アジアのどこかで(国は覚えていないのですが)、様々な、ハーブのお香を売っていて、それ焚くと良い香りがして良さそうだなと思い、買いかけたのですが、大麻とか、日本の薬物法令で取り締まられているような成分が入っているかも、と疑念が生じて、買わなかったことがありました。私がこういう仕事をしているから、そこが気になったのですが、多くの人は特に気にせず買って日本へ持ち帰るでしょうし、そこに違法成分が含まれていれば、上記の大麻菓子と同様の問題が生じるでしょう。

薬物への取り締まり、特に大麻のようなソフトドラッグへの取り締まりの在り方は、国により異なっており、今後もこうしたケースは起き得ます。そういう問題も生じ得るのだということは、できるだけ頭の片隅に置いて置く必要がありそうです。

 

 

六本木の薬物ルート 歌手や売れっ子俳優も捜査当局の監視対象に?

六本木の薬物ルート 歌手や売れっ子俳優も捜査当局の監視対象に? - ライブドアニュース

今回の逮捕劇のウラには、「関東信越厚生局麻薬取締部へ芸能プロXの関連会社に所属するタレントからの情報提供があった」(夕刊紙デスク)と言われている。捜査当局は「芸能プロXに近い大物アーティストとプロデューサー」にも関心を示しているという。

 私は、検察庁にいた当時、薬物事件の捜査、公判も相当数、担当しましたが、警察や麻取が捜査する過程で、膨大な情報が寄せられてくるもので、そういう情報は蓄積されて、「次の」事件として何をやるかの参考にされるものです。

単に話だけでは事件にならず、物を押収するとか、尿から薬物成分が出るとか、そういう繋がりができて、初めて事件になるので、どこでガサをかけるか、どこで職質するか、事件としてモノになる見通しが常に検討されているものです。

特に、麻取、特に都会の麻取は、芸能人、有名人を検挙することで「一罰百戒」を狙う傾向があると言われており、身に覚えのある人は、できるだけ早急に薬物と手を切るべきですが、これがなかなか切れないものでもあります。

今後も、こうした芸能人、有名人の検挙は続くでしょう。

 

3回の痴漢逮捕で離婚 「性依存」の会社員が取り組む治療と再スタート〈dot.〉

3回の痴漢逮捕で離婚 「性依存」の会社員が取り組む治療と再スタート〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

性犯罪全般の再犯率は、一般に思われているほど高くないのですが、痴漢の性犯罪再犯率は、性犯罪全体のなかでは比較的高く、刑罰を受けただけでは再犯をなかなか止められません。しかし、Aさんのように、適切な治療を受けた人では明らかに再犯率が低下しています。再犯を防ぐことは、新たな被害者を出さないことでもあります。だから、痴漢を性依存の一つとして「治療」につなげることが大切なのです。

 私が過去に刑事弁護で担当した被疑者、被告人にも、こうした痴漢を繰り返す人がいて、仕事も家庭もありながら、なぜ、と感じたものでしたが、依存症という観点での治療を、もっと考えるべきだったと、記事を読み感じました。

刑事司法の現場では、こういった被疑者、被告人には厳罰を、という流れになりがちでしが、厳罰だけでは再犯を防止できず、適切な治療を行うことで、再犯防止へとつなげることが社会の治安を良好に保つ上でも役立ちます。そういう観点で、刑事司法を運営し、必要な見直しも行っていくことが、今後も必要だと痛感します。

刑罰と治療の、適切なバランスを図ることが肝要でしょう。

 

なんでもできる新iPadOS、iPhoneから独立したiPadはMacを救うか

 

https://ascii.jp/elem/000/001/871/1871326/

誤解を恐れずに言えば、iPadはこれまで大きなiPhoneにすぎなかった。もちろん複数のアプリが使えるSlide Over(スライドオーバー)やSplit View(スプリットビュー)、そしてApple Pencilなど、iPadでしかできないことはあった。しかし、それらはすべてiOSの延長線上でしかなかった。iPadはあくまでもiOS端末であり、画面が大きいからiPhoneよりも少しできることが多いだけだった。そんなiPadが、ついにiPadOSという独自のOSを持つ。iPadは、iPhoneという縛りから抜け出したのだ。

これは正にその通りで、iPadをPCのように使うにはかなり限界があり、私自身も、中途半端さを感じつつ、PC的に使おうとiPadをキーボード付きで持ち出して出張に行ったり、行った先でやはPCでない不便だなと感じたり、いろいろ試行錯誤を繰り返してきました。

iPad専用のOSになって、PC的な使い方がより幅広くできるようになれば、それだけiPadを活用できる範囲は広がり便利になります。iPadだけでPCに代替しようとする利用者を取り込めますし、iPadとPCを併用する利用者にとっては利便性が上がります。

ただ、どこまで便利になるかは、実際に新OSが稼働するようにならないと何とも言えず、楽しみに待ちつつ、引き続き情報蒐集したいと考えています。

アップルiTunes終了にまつわる誤解

https://ascii.jp/elem/000/001/870/1870818/

そもそも、iPhoneが登場した当初は、Macに繋いでバックアップを取り、ソフトウェアアップデートをかけるなどすることが多かったが、最近では、すべてiCloudにおまかせでバックアップを取り、ソフトウェアアップデートも無線経由でやっている人がほとんどではないか。筆者もここ何年、iTunesiPhoneを繋いだ記憶がないほどだ。もちろん、ストリーミングサービスのApple Musicには出てこないアーティストの楽曲の購入もMaciTunesではなく、iPhoneiTunes Storeを使って入手している。

 私も全く同様の状態ですね。かつては、iPhoneのバックアップやデータ移行にiTunesが不可欠でしたが、今やiCloudが便利で使いやすくなっていますから、iTunesに触れる機会がほぼ皆無になっています。

ただ、新曲など、個別に有料でダウンロード販売を利用する必要があるものもありますから、利用の仕方が変わるというよりも、iTunesが、現状の利用のされ方に合わせて整理されるということだろうと思います。わたそのイメージとしては、すっきりしたものになる、という感じですね。

PCの時代のiTunesが、現状のスマートフォン全盛の時代に応じて生まれ変わるということでしょう。