「餃子の王将」社長射殺、組員の男が下見などに使った車の証拠隠滅依頼か…自宅など関係先捜索

「餃子の王将」社長射殺、組員の男が下見などに使った車の証拠隠滅依頼か…自宅など関係先捜索(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

車は福岡県内に住む田中容疑者の知人が当時所有していたもので、知人は府警に対し、貸していたと証言。さらに返却された際、田中容疑者から自身が乗っていたことをわからなくするよう依頼されたという。

報道を見る限り、ですが、逮捕された被疑者が、殺害事件に一定の関与をしていたことは認定できそうに思います。ただ、それが共犯であるとか、共犯中でも共同正犯であるとか、さらに実行犯であるといった認定ができるかというと、そこは、様々な状況証拠や、上記の記事にあるような車を貸した人物の供述などの供述証拠を積み重ねて、どこまで認定できるかということでしょう。

極左の事件では、証拠物、メモ等から、そういった立証を行なって、成功して有罪になったものもあれば無罪になったものもあります。本件は、過去のそういった事件に、証拠構造が似ている印象を受けます。

検察が、事件として受けることを決断したということは、単に逮捕、勾留してみたが駄目でしたでは終わらない、それなりに起訴、有罪へ結びつき得る心証、見通しをつけている可能性は高く、今後が注目されると思います。