明石歩道橋事故、ソウル転倒事故で思い返される。県警の「手引き」が示す、背景にある群集心理

明石歩道橋事故、ソウル転倒事故で思い返される。県警の「手引き」が示す、背景にある群集心理(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース

雑踏事故が起きやすいのは「トンネルや階段、袋小路のような逃げ場のない空間」などだという。

事故防止のため、警備側のソフト面の対策として「人は常に動かす。しかもゆっくり」「人の流れをぶつからせない。一方通行が大原則」などをあげている。

「滞留を防ぐため、群衆の流れの中で停止した群れをなしている人を排除する」とも示されており、移動の流れを妨げる動きは避けるのが望ましいだろう。

ソウルの事故は被害も甚大、悲惨で言葉もないですが、事故の状況を見ていて感じたのは、人が大勢集まるイベントで、狭いエリアに大勢の人が集まらないように、人の流れをコントロール、制限することの重要性でした。

地元の警察であれば、イベントがある場合、人がどのように流れて、どこに人が集まりやすいかは予想できるでしょう。初詣の際にやっている、ロープ規制のような措置を適宜講じながら、エリアをいくつかに分けて、人の過度な流入を規制する警備が、ソウルの事故や明石歩道橋事故のような事故を防止することにつながると思います。

そのためには、警備の人員を余裕を持って投入することも必要不可欠です。大勢の群衆に対して少数の警備陣では群衆に負けてしまいます。

ソウルの事故の原因、発生メカニズムが徹底的に究明され、今後の再発防止につなげていくことが必要だと思います。