デマの連鎖

新年が明けて、ネット上でいろいろなコンテンツを見ていたところ、戦時中に日本の特攻隊員が海上を漂流しているところを無抵抗であるにもかかわらず米軍(多分)が射殺する映像、として紹介さているものがあり、人々が、無慈悲で残虐な行為と次々非難するコメントをつけているのをたまたま目にしました。しかし、それはニュース映像のようでしたが、ナレーションで、救助しようとしたが手榴弾を取り出そうとしたので射殺した、と、私の拙い英語力でも把握できる説明をしていて、そのような措置が妥当であったかという問題は残りますが、無抵抗の敵兵を無慈悲に射殺したという状況ではないことが窺われました。
インターネットで様々な情報が伝播していく、それは実に便利なことですが、このように、デマが伝播、連鎖されていくという怖い面があります。かつては、新聞、テレビ、雑誌など、それなりに裏付けを取り(取っていないこともままありますが)、一定の信頼性に基づいて主要な情報が発信されていた、そこが現在は正に玉石混交になっていて、難しい時代になっているように思います。
とりあえずは自己責任で、ということになってしまうのですが、最近、問題になったパクリまとめサイトのようなものではなく、真の意味でのキュレーションサイトが、そうした混沌とした状況の中での指針になる、そういう流れが1つの解決方法かもしれません。
新年早々、考えさせられました。