「ソープランドでボーイをしていました」の感想

ソープランドでボーイをしていました

ソープランドでボーイをしていました

エントリータイトルが題名だけでは、私がソープランドでボーイをしていたと誤解されかねないので、「の感想」としておきました。
アマゾンでいろいろ見ていてたまたま買ったのを、最近、読んでみたのですが、こういった風俗業界の裏側を垣間見る感じで、日頃は全く見ない分野だけに、様々な人間模様など、結構、関心を持ちつつ読み進められました。
最近、国会議員がソープ嬢を蔑視するかのような発言をして物議を醸していましたが、やっていることの合法、違法や当不当といったこととは別に、どういうところにも「人」がいて懸命に生きている、そういった懸命に生きる人々の気持ちや立場を思いやる気持ちが、人の上に立つような立場であればあるほど必要なのだろうと、この本を読みながらちょっと感じました。
著者は、東日本大震災を機にこの仕事をするようになり、その後、また元の仕事へ戻ったとのことですが、読んでいると著者に共感するものがあり、今もどこかで元気に過ごしていてほしいと思わずにはいられません。軽くサクッと読めて、興味ある人にはお勧めです。