前編
http://japan.cnet.com/news/commentary/35057041/
後編
http://japan.cnet.com/mobile/35057360/
このスマートフォンは、クアッドコアのQualcomm製2.7GHz Snapdragon 805プロセッサを搭載している。これは、韓国で発売されている改良版の「LG G3 Cat.6」や、サムスンのGALAXY Note 4、今後発売予定のMotorola製「Droid Turbo」などのハイエンドデバイスと同じCPUだ。このプロセッサには、なめらかなグラフィックス表示やゲームを可能にする「Adreno 420」GPUが組み込まれている。
Nexus 6とGALAXY Note 4は、どちらもiPhone 6 Plusより解像度もピクセル密度も高く、特にGALAXY Note 4はこの3つの中で最大のピクセル密度を誇る。ただし、紙の上の数字では違いはあるものの、このレベルの解像度の違いは、人間の目では判別できない。拡大鏡を使って詳しく調べても、どのスクリーンも極めて鮮明ではっきりとして見え、違いは分からない。
GALAXY Note 4はディスプレイの色調を調整できるが、それでもこのスクリーンは最も迫力があった。しかし、色があまりリアルでないように見えることもある(特に肌の色)。それとは対極的に、iPhoneの発色はやや落ち着いているが、実物に近かった。Nexus 6は、そのちょうど中間だ。色の本物らしさはGALAXY Note 4よりも上だが、鮮やかさでは劣る。同時に、iPhone 6 Plusよりも鮮やかではあるが、色の正確さは劣っている。ただし、どのデバイスを選んでも、魅力的で開放的な体験が得られることは保証できる。
3220mAhのバッテリは、Wi-Fiを利用したウェブ閲覧で推定8.5時間、LTEを使用した場合は7時間持つ。また、通話時間で7時間、待ち受け時間で300時間持つとされている。米CNETが毎回行っている、動画を連続再生するバッテリ持続時間テストでは、11時間56分の持続時間を記録した。実際に使ってみた経験では、LTEを中程度に使い、輝度を最大に上げた状態で使用した場合、平日が終わった時点で30%ほどバッテリが残っていることが多かった。
前編、後編を一通り読んでみましたが、比較されているGALAXY Note 4、iPhone 6 Plusと並ぶ、現行の大画面スマートフォン「ファブレット」の最高峰に位置する製品、という印象を強く受けるものがあります。強力なCPUを搭載し、解像度の高さ、強力なバッテリーなど、ハイスペックには目を見張るものがあって、話題の、大きく刷新された最新のAndroid5.0(ロリポップ)も相まって、今、「買うべき」スマートフォンの有力候補と言って良いでしょう。
私は、Yモバイルのスマートフォンを、事務所用として1つ持っているので、それを、このNexus 6に機種変更しようかと、記事を読み、真剣に考えるようになりました。それだけの、使ってみたいスマートフォンに仕上がっていると思います。