銀輪の死角:自転車事故死、賠償4746万円 信号無視の男性に−−東京地裁命令

http://mainichi.jp/shimen/news/20140129ddm041040134000c.html

判決などによると、事故は2010年1月10日、東京都大田区の交差点で発生。横断歩道を渡っていた東さんに、競技用自転車に乗った男性が赤信号を無視して時速15〜20キロで衝突。東さんは転倒して頭を強く打ち、5日後に死亡した。三木裁判長は事故と死亡の因果関係を認定し、「男性は自転車を運転する際の基本的な注意義務を怠った」と指摘した。

自転車は手軽な乗り物だが、歩行者を死傷させれば、裁判所は車と同様の賠償責任を認める傾向にある。

手軽な乗り物であっても、走行による危険性は走行する限りあって、過失によりその危険性が顕在化して損害が生じれば、手軽だから免責、というわけにはいかなくなります。自動車の場合、自賠責や任意保険でカバーされるところが、自転車の場合、手軽さゆえに無保険で走行している人も多いのではないかと思われ、一旦、こうした銃だ事故が起きると、支払能力がなく苦慮するということになりかねません。
事故を起こさないように、自転車使用にあたり十分に注意するのは当然のことですが、万が一に備えて、きちんと保険に加入して備えてておく、ということも、不可欠なこととして行っておくべきことを痛感します。
法制度としても、自動車のような大規模な自賠責制度は無理としても、無保険で公道を走行することを禁止する、といった措置は検討すべきではないかという気がします。