iOS7に「iBeacon」搭載、アップルは近距離通信を変えられるか

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131204/522683/?ST=network&P=1

これと似た状況は、NFCを搭載したスマートフォンや携帯電話でも実現可能だろう。では、両者の差はなにか。NFCスマートフォンや携帯電話をかざすというアクションが伴うのに対して、Estimote Beaconはかざすというアクションがなくても、情報入手や決済が可能という点である。

iBeaconを導入と普及が進めば、Appleのデバイスを利用するシーンが格段に増えるだろう。極端な例でいえば、iPhoneさえ持っていれば何も必要ないくらいのナビゲーションや、ショッピングモールなどでのショッピング案内が可能になるかもしれない。

iOS7で導入された、注目されている技術ですが、この記事を読んでいると、確かに、いちいちかざすことなく情報がシームレスに配信されてかなり便利、という印象は受けますね。
ただ、記事中にある、

スマートフォンを持った来店者が、店舗の中でどのような場所にどれだけの時間滞在したのかということを、店舗側が把握できる。

といった機能は、来店者の動きが逐一把握されることになり、個人情報の保護という観点から由々しき問題も抱えていることを感じます。そのような視点でもこの新技術を慎重に見る必要があるでしょう。こうして収集されたビッグデータは正に宝の山のようなものになりそうですが、その管理、利用をどうするかという問題もあります。
便利になればなるほど、個人の権利、自由とバッティングする、この種の技術の宿命のようなものを感じますね。