奨学金訴訟 8年で106倍 専門家「強引な回収、本末転倒」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131118-00000109-san-soci

奨学金には無利子と有利子の2種類があり、特に有利子分の貸与額も、16年度の4100億円から24年度には8100億円に倍増している。返還が滞ると年10%の延滞金が発生。延滞が9カ月を超えると、機構が簡裁に支払い督促を申し立てる。利用者から異議がなければ財産を差し押さえ、異議があれば訴訟に移る−という流れだ。

借りたものは返すというのが人としての基本ですが、巨額の借金を踏み倒し株も無価値にしながらいつのまにか復活し「明日の空へ、日本の翼」などと名乗っている航空会社があることに比べ、困窮しながら奨学金の返済を求められる人々が増えていることには、何とかならないものか、ということを感じます。
前から思っているのですが、返済すべき奨学金があっても、公共のために働いた場合は、それを予め決めたポイントに換算し、ポイントが一定の数値に達すると、これも予め決めておいた評価金額で返済金から差し引く、ということをすれば、公共のために働くことが返済につながり良いのではないか、という気がします。例えば弁護士であれば、へき地での勤務をすることなどでポイントを積み重ね、法科大学院司法研修所当時の借入金の返済が軽減される仕組みにすれば、世のため人のためにもなるでしょう。
そういった、制度改革、改善ということも、この問題について検討してもらいたいところです。