全国初 新型コロナ軽症・中等症の入院患者を受け入れる地域中核病院が破綻

全国初 新型コロナ軽症・中等症の入院患者を受け入れる地域中核病院が破綻 友愛会(大阪)が民事再生(帝国データバンク) - Yahoo!ニュース

新病棟開設に伴う先行投資負担が重く、取引金融機関からは返済猶予を受けていた。2020年12月には当病院で、病棟看護職員をはじめ入院患者、病棟職員が新型コロナウイルスに感染していることが判明。外来患者数が大きく落ち込むなか、2021年1月からは緊急事態宣言下における新型コロナウイルス患者受け入れ病床不足の解消に向けて大阪府から強い要請を受け、一部の病床を軽症・中等症対応としていたものの、これにより外来患者数は一層落ち込み、さらに人件費など経費負担が増加したことで資金繰りがひっ迫。 

 こういった展開をたどりつつある病院は、日本全国に多数あるのではないでしょうか。経営破綻して診療ができなくなれば、逼迫し、崩壊しかねない状態の地域医療がさらに深刻な状態に陥りかねません。

国や地方公共団体が、新型コロナウイルス対応に協力し、それにより経営が逼迫している病院に対し、無担保で緊急融資(低利や返済の繰延の措置も併せて)を行う制度を作り実効化していく必要性を感じます。

非常の際には大胆な非常の措置が必要であり、それにより人々が救われる、ということを肝に銘じて対応する、今は正にその時期であり正念場でしょう。