家族の思い、灯籠にのせ 日航機墜落から28年

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130811-00000025-asahi-soci

乗客・乗員520人が死亡した日航ジャンボ機墜落事故から12日で28年になるのを前に、墜落現場の「御巣鷹の尾根」がある群馬県上野村で11日夕、遺族らによる灯籠(とうろう)流しが行われた。ふもとの村役場前を流れる神流(かんな)川で、それぞれの思いを書いた灯籠を川面に浮かべ、犠牲者の鎮魂と安全な社会の実現を祈った。

失われたものの重さ、過ぎ去った歳月の長さを感じます。
あの日、私は、初めて受験した司法試験の論文試験が終わって間がなく、広島の実家に帰省していました。前にも本ブログで書いたように思いますが、確か、夜7時のNHKニュースの最後のほうで、日航ジャンボ機の機影がレーダーから消えた、と報じられ、驚愕した記憶があります。当時の私は、若干21歳でしたが、翌年、司法試験に合格し、紆余曲折を経てしがない弁護士になって現在に至りますが、命があったからこそ法曹として働くことができた、これまでの人生があったもので、命の大切さ、志半ばで事故により尊い生命を終えた人々への哀惜の念を、28年というときの流れを経て、改めて強く感じます。
事故後に、事故原因究明や再発防止、遺族支援のため積極的に活動していた人々も、次々と鬼籍に入りつつありますが、事故やそこから得られる教訓を風化させず今後に生かすことこそ、犠牲者やその遺族、関係者が強く望んでいることでしょう。事故により亡くなった方々のご冥福を祈念します。