- 作者: 渡邊大門
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2012/09/22
- メディア: 単行本
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前に、
- 作者: 笠谷和比古
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2007/10/15
- メディア: 単行本
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を読んで、かなりおもしろかったのですが、
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20110205#1296905688
昨秋、上記の類書をたまたま見つけて興味を感じ、今年になって読んでみました。
関ヶ原合戦後、徳川家が次第に力を増し、豊臣家をじりじりと追い詰めて行く様子を、読みながら再びトレースすることができ、最近、私自身が興味を持っている、「開戦は避けられないのか」「避けるためにはどうすべきか」「避けられなかった場合はいかに対処すべきか」といったことを考える上で、参考になりました。
戦いには、勝てるものもあれば勝てないものもあり、関ヶ原合戦後の豊臣家は、全面対決で徳川家や幕府支配下の大名に勝利できる力を失っていた、そうであるにもかかわらず、面子にこだわり何度かあった存続の機会を自ら断ち切ってしまった、ということを、改めてしみじみと感じました。