電子メールを手書きの手紙で配達するプロジェクト

http://www.cnn.co.jp/tech/30003598.html

「ペースの速い世界というのは、時に冷たくて人間味に欠ける」と語るのは、このプロジェクトの生みの親であるデザイナーのイバン・キャッシュさん。「私も高速化する世界に属してはいるが、人間はバランスを取ったほうがいいと思う」と述べる。
ペンと紙を取り出して自分の手を使って文章を練るという行為に含まれる「何か」のおかげで、手書きの手紙はメールより心がこもってよく考え抜かれたものになる――そうキャッシュさんは考える。

パソコンの性能はどんどん良くなり、スマートフォンも次々と新しいものが出て、と便利になるばかりですが、便利さにかまけてしまって、心をこめることがおろそかになりがちではないか、と感じて反省することがあります。
手間をかければ良いという、単純な話でもありませんが、やはり、走り続けるだけでなく、時には立ち止まってみて周囲を見回し、何か忘れていること、おろそかになっていることはないかと考えてみることは必要ではないか、という気がします。手書きで何かを書いてみる、書いて送ってみる、ということも、そういう一助になって、忘れていた、見失っていた何かが見つかるかしれない、ということを、この記事を読み感じました。