サムスン「Galaxy Tab」、実売数は「きわめて少ない」 - 出荷台数との乖離が話題に

http://wirelesswire.jp/Watching_World/201102010918.html

Wall Street Journalの「Digit」ブログが米国時間1月31日に報じたところによると、先週金曜日(28日)に行われたサムスンの決算発表のなかで、同社のリー・ヨン・ヒ(Lee Young-hee)という幹部が、先月公表した「累計販売台数200万台」などの数字はユーザーへの実売数ではないことを明らかにしたという。そして、出席した投資銀行のアナリストからの実売数に関する質問に対して、この幹部は実売数が公表した数字に比べて「きわめて少ない」("quite small")と認めたものの、具体的な数字は示さなかったという。
この幹部の説明によれば、サムスンから流通業者への販売台数を表す「セール・イン」(sell-in)と、流通業者からコンシューマーへの販売台数を示す「セール・アウト」(sell-out)という2種類の数字があり、サムスンがこれまで公表していた数字は前者にあたるという。

私自身は、Galaxy Tabはよくできたタブレットであると考えていますが、確かに、周囲で持っている人は少なく(今のところ1人しか知りません、その人は絶賛しつつ使っていますが)、上記の記事に出ている情報は、昨年12月になってドコモが格安キャンペーンを始めたこととも符合するものがあり、信憑性を感じさせるものがあります。iPadの売り方のうまさに、なかなか対抗できず苦戦中というところでしょうか。
売れ行きに弾みをつけるためには、電子書籍が幅広く読めるなど、わかりやすいセールスポイントを作る必要があるのではないか、ということも感じます。