「本当に調書は怖い」 無罪確定の村木さんから意見聴取 検察の在り方検討会議

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110127/trl11012719240070-n1.htm

村木さんは「なぜ組織的に事実と違う調書が作られたのか。調書は怖いと思ったし、調書に頼る裁判も怖い」と指摘。

検察の在り方は、いくら検討しても、問題だらけで、ではどうするかというビジョンがなければ何も変わらないでしょうね。
私自身、検察庁当時を振り返ってみると、相当な労力を、いかに供述調書を、有罪になるように作成するかに費やしていたかということを感じます。供述調書の怖さは、密室で、言ってもいないことであってもいくらでも盛り込め、そこに署名押印(指印)があれば、本人が言ったものとして独り歩きし始めることで、そういった危険な側面が、いかに多くの誤った起訴、有罪を生んできたかということは、今さら多言を要しないでしょう。
可視化だけでなく、刑事司法を、従来の枠組みにとらわれず大胆に転換するということを早急に実施しないと、事態がますます悪化するだけになってしまうと思います。