http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100910-00000012-jij-soci
公判では、元局長の関与を認めた元部下らの供述調書が「検察官の誘導」として証拠採用されず、無罪となる公算が大きい。
重要な関係者の検察官調書がことごとく却下され、検察立証は完全に崩壊している状況ですから、まず無罪になるでしょうね。
私が注目しているのは、まず、判決の中で、捜査の問題点がどこまで指摘されるかということです。かなり厳しく批判される可能性もあり、そうなれば今後への影響は大きいでしょう。
あくまで無罪判決になれば、ですが、大阪地検が控訴するかどうかも大きな焦点になるでしょう。常識的に考えて、控訴して無罪判決が覆る可能性はほとんどないと見るべきですが、独善のかたまりのような組織ですから、批判されような被告人が迷惑しようが、自らの面子にかけて死に物狂いで控訴してくるという可能性もあると思います。自爆テロみたいなものですが。
さらには、この判決を契機に、勝手にストーリーを作り上げ、作り上げたストーリーに沿うように証拠を作り上げて行く(ストーリーに証拠を合わせる)検察庁の歪んだ知能犯捜査の手法というものが、根本的に改革される方向へ向かうのかも、今後、問題になりますが、これについては、悪弊に染まりきっていますから、改革されるとしても時間はかかるでしょう。