<非出会い系>児童被害の7サイトを健全認定 監視機構

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100819-00000010-mai-soci

捜査関係者によると、09年に非出会い系サイトを通じて青少年保護育成条例違反や児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの被害にあった18歳未満の児童は1136人(08年比43・4%増)。被害者数が多かった上位10サイトが716人で、全体の63%を占めた。
このうち▽グリー▽ミクシィモバゲータウン▽大集合NEO▽ハンゲームスローライフ(旧プチゲーフレンズ)▽モバレボ−−の7サイトはEMAに「健全」と認定されていた。7サイトを通じて被害にあった児童は計500人、全体の44%を占めた。

前にも本ブログでコメントしたことがありますが、この種のコミュニティサービスは、様々な人々が利用するもので、その中には、必ず一定数の悪意ある者が含まれ、いくら監視等を厳重にしても、リスクは常につきまとうものです。リスクが多いか少ないかの相対的な違いでしかなく、「あるかないか」ではないということです。
それを、審査を行ったと称し「健全」などと認定して、フィルタリングをはずしてしまう、というスキーム自体が、欺瞞的なものであり、人々の大きな誤解を生むものでしょう。この種のコミュニティサービスは、常にリスク、不健全なものをはらむものであり、そういうものであることを前提に、「健全」などというあり得ない幻想を抱くことなく現実を見据えて、使い方を考えるべきではないかと思います。