核なき世界へ合意目指す NPT会議が開幕

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010050301000461.html

国連の潘基文事務総長は冒頭、原爆の日の8月6日に広島を訪れる意向を表明した上で、オバマ米大統領が唱える「核兵器なき世界」の実現に向け具体的行動を起こすよう要請。会議成功への決意を示した。

潘氏は「核の脅威は今なお現実的だ」と強調。広島訪問時に核廃絶への誓いを新たにすると述べた。また核軍縮機運の高まりをとらえ、00年会議で合意した「核廃絶への明確な約束」の再確認と、これを含む13項目の核軍縮措置を超える内容の合意を求めた。

昨日までちょっと広島に帰省し、広島平和記念資料館にも久しぶりに行ってきましたが、フラワーフェスティバル開催中ということもあって、かなりの入館者で、人々が熱心に資料を見て回っている姿が印象的でした。
東西冷戦構造の崩壊、地域紛争の激化、アルカイダ型のテロ組織の脅威の中で、核兵器が実際に使われる可能性は相当高まっていると見るべきで、それだけに、核軍縮核廃絶へ向けた動きを加速させる必要性、緊急性は高いと言うべきでしょう。
そういった動きを支える諸国民の意識、政治ヘ及ぼす影響力の重要性ということも、広島平和記念資料館を訪れた大勢の人々を見ながら感じました。