http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-36386241
広島出身の弁護士、落合洋司氏は「謝罪できるならしてほしい、という気持ちは私にも正直あります」と認める。
落合氏の曾祖父と祖父2人は、原爆投下後の市内を家族を探して歩き回ったために被曝し、放射線関連の病気で死亡した。
「けれども恨みつらみを言い募って謝罪、謝罪と繰り返しても、では何がどうなるのかと私も考えています」と落合氏は言う。「亡くなった、苦労した人々の犠牲を無にはしたくない、今後のために生かしてほしい、そういった思いを、オバマ大統領は分かってくれる人だという思いを、おそらく多くの人は抱いているでしょう。今後の核廃絶、世界平和へとつながる広島訪問であってほしい」。
その一方で、生き残って戦後の苦しい時代を生き抜いた人たち、一家が全滅してしまった人たちは、感じ方が違うかもしれないと落合氏は指摘する。
「なぜ、どうして、非戦闘員をここまで大量に殺傷する必要があったのかと、今でも恨めしく思う人々は多い」ことを忘れてはならないと落合氏は念を押す。
落合氏の78歳の父親、芳雄さんもその1人で、「オバマ大統領は当然謝るべきだ。謝らなくてよいという人が多いのは、それだけ戦後生まれが多いからだ」という意見だ。
BBCから取材を受け、私の見方や父親の見方が紹介されたのですが、記事には出なかったものの母親は、小学校へ入った年に原爆後遺症で父を亡くしているのですが、
謝らなくてよい
広島に来て、慰霊の気持ちを示してくれるのは嬉しい、胸のつかえが下りた気がする
よく決断してくれた
と言っていて、父と母でも意見は違っていました。
上記の記事は、微妙かつ重いこの問題に迫ろうとするもので、良い内容だと思いますし微力ながら協力できて良かったと感じています。