http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091010-00000578-yom-soci
5歳の子どもが親の携帯電話で遊ぶうち、10万円もの高額アイテムを購入してしまった事例も。親は電話料金に上乗せされた請求を見て初めて気付くことが多いという。国民生活センターは携帯電話会社などに対し、高額請求の場合は一時的に請求を止めて調べるなどの改善策を求めた。
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が「健全」と認定し、フィルタリング(閲覧制限)対象外となっている33サイトで見ると、「モバゲータウン」「大集合ネオ」など少なくとも13サイトが、「無料で遊べる」とうたいながら、有料アイテムを販売している。
子供が親の携帯電話を使う、というケースは、実際、かなりあるようですが、そうなると、フィルタリングがどうのこうのと騒いでも有名無実でしょうね。「健全」と認定されているサイトも羊頭狗肉状態では、何が健全なんだ、ということになるでしょう。最近、インターネット上のコンテンツについて健全という言葉があまりにも安易に使われるため、健全という言葉が、随分と手垢がつき生臭い利権の臭いがぷーんと漂ってくるような、嫌らしさのある言葉になってしまったような気がします。
インターネットの世界は、本来的に「不健全」なものであり、子供の発育に応じて徐々に接する部分を増やして行く必要がありますが、そういった指導を行うのは、第一次的には親等の保護者の責務である、ということが広く、強く意識されなければならない、ということを改めて感じます。