児童のケータイ被害、フィルタリング未設定がほとんど

http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20101029-OYT8T00544.htm

これらのサイトは、有人の監視体制がある、運用基準があって厳格に守られている、などの条件をパスして、いわば「お墨付き」をもらっているわけだ。
ところが、このEMA認定サイトでも、児童被害は起きていた。警察庁が調べた非出会い系サイトでの730件の事件のうち、367件(50.3%)がEMA認定サイトに起因するものだった。EMAによってお墨付きをもらったサイトでも、児童被害が多く発生していることになる。EMA認定の信頼度に関わる深刻な問題だろう。

被害を防ぐには、EMAの認定を厳格化することも必要だが、親がきちんと子供と向き合って、コミュニティーサイトの使い方や危険性を話し合うことが重要だ。学校任せ、携帯電話会社任せにせず、親が子供の携帯電話利用に注意を払いたい。

有人の監視体制、といっても、サイトを利用して人と人とに接点が生じれば、そこにはリスクが生じ、トラブル、犯罪へと発展する事態は必ず起きるもので、それを、安心、安全とか、お墨付きを得たなどと称して、ありもしない幻想を振りまき人を誤解させるようなことは、もうやめるべきでしょうね。
上記の記事で、「学校任せ、携帯電話会社任せにせず、親が子供の携帯電話利用に注意を払いたい。」と指摘されていることこそ、この問題としての対応としては重要で、そのためには具体的に何をすべきか、ということを、ありもしない幻想を振りまく偽りのスキームにしがみついている暇があったら徹底的に考えるべきでしょう。