<陸自情報流出>「昨年7月に暗号化ソフト外した」1尉供述

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090901-00000112-mai-soci

防衛省では、ファイル交換ソフトによる情報漏えい事件が繰り返されたため、業務関係のデータを外部に持ち出そうとすると、強制的に暗号化されるソフトを07年7月末までに全業務用パソコンに導入している。
同省によると、徳永1尉が暗号化ソフトを外して複製したのは、隊員の心情把握や募集に活用される「出身地カード」記載の情報。隊員の氏名、生年月日、電話番号、出身校のほか、親などの名前や連絡先、子供の年齢や学校名まで記載され、陸自だけが06年4月から電子化していた。情報は定期的に各都道府県の地方協力本部に送られ、鹿児島市内の募集案内所長の徳永1尉もデータを閲覧できる権限を持っていた。

そもそも、なぜここまで詳細な個人情報に、地方の募集案内所長程度の小役人がアクセスできる必要があったのかという問題があるでしょうね。情報漏洩を防止するためには、情報を知る者、アクセスできる者を必要最小限度に絞ることが鉄則ですが、自衛隊の情報管理に根本的な疑問が生じてきます。
データを外部に持ち出そうとすると強制的に暗号化されるソフト、であるはずなのに、外して複製できたのでは、何のためのソフトかわかりませんが、平和な国の平和ボケした軍隊というものは、所詮、この程度なのかもしれません。