戦国三姉妹物語

戦国三姉妹物語 (角川選書)

戦国三姉妹物語 (角川選書)

先日、本ブログでもコメントしたように、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090704#1246703009

を読んでおもしろく、読了後、以前に購入して少し読んだだけになっていた「戦国三姉妹物語」も、この際、読んでおこうと思い、一昨日と昨日、用事があって郷里の広島に帰省した際に、行き帰りの飛行機の中で読みました。
よく知られているように、浅井長政お市の方の間には、茶々(後の淀殿)、初(後に京極高次正室)、小督(後に徳川秀忠正室)の三姉妹があり、特に小督は、秀忠との間に生まれた子のうち、家光は3代将軍となり、和子は天皇の御台所となって後の天皇を産んで、将軍家と皇室の双方に、浅井家、織田家の血統を伝えるなど、戦国末から徳川幕府初期において重要な役割を果たした姉妹です。この本では、三姉妹の歩みが、当時の歴史の流れの中で、わかりやすく解説されていて、「北政所淀殿」に続けて、興味深く読むことができました。
2011年のNHK大河ドラマは、小督を主人公にした「江 〜姫たちの戦国〜」になったということですが、

http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/21488.html

やや早いながら、2冊読んで、その予習にもなったような気もしています。