<天皇陛下>「絆を大切に困難を乗り越えることを願う」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090101-00000014-mai-soci

昨秋からの世界的な金融危機に関し「多くの人々が困難な状況におかれていることに心が痛みます」と気遣い、「国民の英知を結集し、人々の絆(きずな)を大切にしてお互いに助け合うことによって、この困難を乗り越えることを願っています」と期待を込めた。

天皇陛下のお言葉には、身が引き締まる思いがします。
日本からの飛行機の中で、雑誌「歴史街道」1月号(特集は「真珠湾攻撃・日本人を立ち上がらせたもの」を読んでいましたが、その中で、戸高一成氏が「日本海軍士官の証言」最終回で、故・千早正隆氏(元連合艦隊司令部参謀)を取り上げていて、同氏が、昭和天皇崩御の際、「もう生きて行く気力がなくなったよ。」と寂しげに話していたというエピソードが印象的でした。
その記事の中で、旧海軍に対し批判的であった千早氏が、「私はね、今でも日本海軍の士官なんだよ。本当に知れば知るほど駄目な海軍なんだが、頭の中から、自分が憧れて入った海軍のイメージが、今でも抜けないんだ。まあ、海軍の亡霊に取り憑かれているいるんだね。」と苦笑していたというエピソードも印象的で、この感覚は、今の私の検察庁に対するスタンスにやや似ているものがあるような気がしました。