「田島道治日記」を読む 昭和天皇と美智子妃 その危機に (文春新書)
- 作者: 加藤恭子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2019/08/23
- メディア: Kindle版
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先日、NHKスペシャルで
を観て、田島道治元宮内庁長官に興味を感じて、アマゾンで見ていたら、Kindleでこれが読めることがわかり、早速、読んでみました。
著者が、かなり読みにくく書いてある日記を、親族の協力も得ながら丹念に解析し、当時の田島氏や周辺の人々の動きがかなり具体的に把握できますし、天皇や天皇制を護持するという大目的では一致しながらも、意見が合わずに対立、葛藤を繰り返す人々の様も見えて、興味深いものがありました。
NHKスペシャルを観た後、広島の実家へ戻り身の回りのものを整理していたら、
が出てきて、東京へ持ち帰ったので、今後はこちらも読んでみたいと思っています。
論語を愛読し、公に仕える意識を濃厚に持ちつつ身を粉にして働いていた田島氏。令和の世になって、こうして人々の注目を集めていることを、泉下でどのように感じているでしょうか。