<秋の叙勲>皇居で大綬章授与式 竹崎前最高裁長官ら

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天皇陛下が勲章を手渡された。

平成元年(1989年)に、私は任官したばかりの新任検事で、東京地検刑事部に通算で8か月間勤務しましたが、その当時に、竹崎氏が東京地裁14部(令状部)の部長で、勾留請求か勾留延長請求かの関係で、請求通りには認めにくいといった電話が竹崎氏から請求した私にかかってきて、うまく説明できないまま若気の至りで食ってかかるような口調になったのに対し、竹崎氏が、内容までは覚えていませんが、淡々と教え諭すようなことを言われたのを今でもうっすらと覚えています。片や東京地裁の令状部部長、片や新任検事ですから、怒鳴りつけても良さそうなものですが、今振り替えると、最高裁長官にまで上り詰めるような人は、やはり違うものだな、という気が改めてします。その前にもその後にも、何も接触もなく、そこで話しただけすから、特に印象が強いのかもしれません。
勲章制度にはいろいろな意見、批判もありますが、どういった勲章であっても、本人だけでなく、長年、苦労しながら支えてきた家族や周囲の人々の喜びもひとしおでしょう。本人だけでなく、支えてきた人々にも与えられたものだという、そういう意識で祝ってあげたい、という気がしています。