態度が悪い弁護士

http://d.hatena.ne.jp/tamago2/20080310#1205149674

や、

http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2008/02/post_9f9e.html

で、態度が悪い横柄な弁護士について取り上げられていますが、そういう人は、結構、多いものです。
私の場合、弁護士に接する機会は、検事をやっていた当時のほうが、むしろ多かったように思いますが、あきれるほど、態度や口の利き方がなっていない弁護士、というものはかなり見てきました。
私なりに、その原因を考えてみたことがありますが、

1 組織の中でもまれながら働いた経験がなく、相手と自分の間の関係をわきまえつつ適切な言動に及ぶという能力がついていない(一種のKY)
2 「先生」などと、持ちあげられ、ちやほやされることが多く、増長し傲慢になってしまっている(大きな事務所に籍を置くなどして「この世をばわが世とぞ思う」といった勘違いをしてしまっている人もいるでしょう)
3 弁護士になった後に、適切な教育を受けていないことで、馬鹿が馬鹿なままで現在に至っている

といった原因によることが多いのではないか、と分析しています。
中小規模の法律事務所では、態度の悪さは、直ちに依頼者や事務職員などの不興を買い、反省して改めるか、居づらくなってどこかへ行ってしまうことになるか(態度を改めない限り行った先でも確実に同様のことが起こりますが)、いずれかになる可能性が高いと思いますが、在籍している事務所が大きく有名だったりすると、そういった自浄作用が働きにくい、という面はあるかもしれません。
この種の弁護士は、どこへ行っても嫌われ、裁判所で嫌われて勝てる事件でも負けたり、検事に嫌われて処分がワンランク程度重くなったりするので、依頼する側は、できるだけ依頼せず、依頼してしまったら早めに取りやめたほうが無難です。