ウイルス作成の大学院生ら3人逮捕 著作権法違反容疑

http://www.asahi.com/national/update/0124/OSK200801240038.html

大学院生はアニメ画像にコンピューターウイルスを組み込み、アニメを目的にダウンロードした人のパソコンに感染させ、被害を与えるなどしていたという。府警によると、ウイルスの作成者が逮捕されるのは国内初。
コンピューターウイルスの被害は世界的に多いが、日本国内にはウイルス作成そのものを処罰できる法律がない。このため府警は、著作権法違反を適用してウイルス作成者の逮捕に踏み切った。

「法律がない」ので、刑法改正で処罰できるようにしようとされているところですが、法務省が、共謀罪と一体として改正しようとしてしまったため、暗礁に乗り上げてしまった共謀罪と「無理心中」状態になっていて、いまだに改正が日の目を見ていません。抱き合わせてしまったのは、法務省チョンボで、共謀罪の問題点を軽視して甘く見ていたのでしょう。

http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2005/07/netvocal_cancel_7f79.html

著作権法違反を「入口事件」とし、捜査の中で、現行の刑法にある電子計算機損壊等業務妨害罪(第234条の2)の適用を狙う(そこが出口)ということではないか、と思います。