今年の犯罪件数、200万件下回る見込み 10年ぶり

http://www.asahi.com/national/update/1214/TKY200712130334.html

刑法犯の認知件数は、70年代は120万件前後で推移していたが98年に200万件を超え、02年には約285万件までに増加。今年は11月までに176万1993件と前年同期より約13万2000件減った。
検挙率は11月までで32.2%(前年同期比0.7ポイント増)。6年連続で上昇しているが、60%前後だった80年代に比べるとほど遠い状況だ。

犯罪増加の流れが危機的状況にあったものが、何とか歯止めがかかって深刻な危機からは脱しつつある、という印象を受けますね。警察が進めてきた犯罪対策等が功を奏しただけでなく、日本の経済状況が、かなり悪かった90年代後半に比べ、上向いてきていることも影響しているような印象を受けます。
しかし、依然として高止まりしているのも事実であり、検挙率上昇も、引き続き今後の課題でしょう。
警察に依存するだけでなく、犯罪に強い社会、被害にあわないような注意が、一種の常識として広く行われる社会を目指す、ということも必要だと思います。