任意段階でも報告書作成へ 取り調べ適正化で警察庁

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007121201000536.html

これまで逮捕後に作成していた報告書を任意段階でも作成する方針を説明した。

紙で作った報告書など、いくらでも細工、脚色ができますからね。そういったことを本気でやらせたら、警察ほど恐ろしいほどの能力を発揮できる組織は他にない、と言っても過言ではないでしょう。まさか、その程度のことがわからない「有識」ではない、とは思いますが。

委員からは「取り調べの中身は上司でも分からないことがある。チェック機構が効果的」「過去の無罪事件に学ぶべきだ」との意見が出た。

警察庁認定の「有識者」の会ですから、多くを期待すること自体が無理かもしれませんが、「過去の無罪事件に学ぶべきだ」程度のことは、私のような「無識」な、しがない弁護士でも、ブログで繰り返し述べているようなことですから、わざわざ、こうした会合に参加する以上、もっと気が利いたことを言ってほしいものです。
警察内部でチェックしあうということの限界、実効性への疑問、といったことに思いが至る程度の「有識」はあるのでしょうか?