公選法違反12人無罪 「作り上げ主張なら謝罪困難」

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20071208/20071208_001.shtml

12被告全員無罪が確定した県議選公選法違反事件に関し、藤山雄治県警本部長は7日、被告への直接謝罪について、「元被告が、事件は県警が作り上げたなどと主張し、謝罪を求めるのであれば、応じることは困難」と述べた。

証拠により認定できない事実を、偽札作りが偽札を作るように、勝手に想定したストーリーに沿って供述調書を次々と作っていたわけですから、これを「作り上げた」と言わずに、何と言えば良いのか、逆にこちらが聞きたい気がします。
犯罪としての実態はあったはずだ、と言いたいのかもしれませんが、あれだけ見るも無残な結果に終わっていながら、上記のような言い草をしているようでは、真に反省しているわけではなく、裏では、無罪判決を裁判所や検察庁のせいにするなどして、陰口でも叩いているのでしょう。

取り調べ適正化で有識者懇=指針に反映、12日初会合−警察庁
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20071207#1196990339

に、その「有識」が大いに評価されて加わっているような人々も、今後のこの分野における日本の歴史が書かれて行く中で、警察の悪あがきに乗せられ取調べの可視化、適正化を妨害し、問題ある取調べの延命に手を貸そうとした人々、という位置付けがなされて、後世の人々の物笑いの対象にならないように、せいぜい注意すべきでしょう。