「権力の病室―大平総理最期の14日間」

権力の病室―大平総理最期の14日間

権力の病室―大平総理最期の14日間

アマゾンで購入したところ、早速、先ほど届いたので、少し読み始めています。
大平首相が選挙戦中に急死した時、私は高校生でしたが、熾烈な党内抗争の中で、毅然として誠実に臨んでいた姿勢が強く印象に残っています。おそらく、そういった大平首相の姿勢や悲劇的な最期が国民の心を打つものがあって、直後の衆参同日選挙で自民党は大勝するに至りました。
この本では、大平首相が倒れてから亡くなるまでの様々な動きが克明に描かれていて、あの時、何が実際に起こっていたかを知ることができます。大平首相の人間性(「明日枯れる花にも水をやる心を大事にしたい」という言葉が、その人間性をよく現していると思いました)も描かれていて、いろいろな意味で興味深く参考になる本であるという印象を受けました。