「小沢グループ」一気に3倍、民主内に警戒感も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090915-00000096-yom-pol

実際、新政権での小沢氏の力は、衆院選前に比べ、格段に強くなると見られている。党の資金と選挙での公認権を握る幹事長というポストを得たことだけが理由ではない。小沢氏を支持する議員が党内で圧倒的に増えるためだ。
小沢氏は先の衆院選で新人候補の発掘に積極的に動いた。選挙期間中も、私設秘書らが手取り足取り活動を支援した。新人の大量当選により、衆院選前は約50人とされていた小沢氏を支持するグループは、一気に150人前後に膨れあがると見られる。かつて、自民党で圧倒的な「数の力」を誇り、小沢氏も所属した田中派でさえ、最大時で約140人だった。

かつての「田中支配」を記憶している者としては、どうしても、このような小沢氏の姿が、故・田中角栄元首相とだぶって見えてしまいます。小沢氏は、故・田中元首相の愛弟子であり、その手法を存分に学んでいるはずですから、なおさらそう見えてしまう面もあります。
かつての田中支配下で、ロッキード事件の公判が継続する中、法務大臣に次々と「親田中」の人物が送り込まれ、国会の議場で田中元首相と握手してみたり、田中元首相擁護の発言をしたりといったことが続いていましたが、小沢支配下においても、同様の状況が出現する可能性は高く(さすがにかつてのような露骨なことはしないとは思いますが)、当分の間、法務・検察には逆風が吹き続けそうです。