映画「ボビー」

http://www.bobby-movie.net/

ロバート・ケネディ暗殺直前の、様々な人間模様を描いた映画でした。前半は、やや冗長な印象を受けましたが、後半の暗殺の瞬間へ向けて、次第に緊迫感が高まり、観た後は、惜しい人を失ってしまった、という喪失感を強く感じました。映画でも、ロバート・ケネディに対する人々の期待が高まっている様子が描かれていて、もし暗殺されていなかったら、歴史が好転していたのではないか(歴史に、「もし」、はないとはいえ)と思わずにはいられませんでした。
暗殺の現場になってホテルで、厨房を抜けようとしたロバート・ケネディの周囲を、多数の人が取り囲み、その中に暗殺者が紛れ込んでしまっていて、暗殺を許してしまった警備のデタラメさに、強い憤りを感じました。
要人警護の重要性、護り切ることが重大な国益を損なわないことにつながる、ということを、改めて強く感じました。