ザ・シークレット・サービス

週末、ちょっと用事でシンガポールへ行っていて、昨夜から今朝にかけて帰国の飛行機に乗っていたのですが、その機内で、この作品を鑑賞しました。以前、何度か観たことがありましたが、久しぶりに観ることができました。
(以下ネタバレ注意)
クリント・イーストウッド演じる主人公のシークレットサービスエージェントは、ケネディ大統領暗殺現場に居合わせながら、致命傷にまでは至っていなかった第1弾の後、素早く動けず致命傷を被らせた、という負い目をずっと引きずっています。その主人公が、今度こそは大統領暗殺を阻止しようと、必死に動く姿が、クリント・イーストウッドの熱演もあって胸を打ちます。あのダラスの暗殺現場で素早く動けなかったことへの自責の念、二度と同じ過ちを犯さないという固い決意が、刻一刻と迫り来る大統領暗殺犯へと立ち向かわせ、大きく立ち塞がることになります。ラストのクライマックスシーンは、既に過去に何度か見ていても、迫力があり、楽しめました。
自分自身を奮い立たせ思い切って動くべき時がある、ということは普遍性のある真理なのではないか、ということを、強く感じる作品でした。