<踏切事故>非常通報装置、誰も押さなかった

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070208-00000016-mai-soci

宮本巡査部長は、熱心な仕事ぶりで、近所の人たちからも信頼されている。近くでうなぎ店を経営する男性(51)は、宮本巡査部長が進入禁止の道に入った車を追いながら、「止まりなさい」と大声をあげて走る姿を記憶している。「正義感が強いが、ふだんは気さくにあいさつする人で、親しまれている」という。
近くの主婦(45)は、不審者に追われて交番に駆け込んだとき、宮本巡査部長の対応を受けた。「『何かあったらすぐに相談してくださいね』と優しく声をかけてくれた」という。

警察官が、自殺しようとした女性を救助しようとして列車にはねられ、重体、という事故です。
数年前に、自宅の前に車を駐めていたところ、ナンバープレートを何者かに盗まれたことがあり、その際、近くの交番の警察官に対応してもらいましたが、親切に対応してくれて、その後、何度か、パトロールの際に立ち寄ってもくれ(郵便受けに「異常ありませんでした」というメモを入れてくれていました)、事件・事故や警察対応には慣れている私としても、大変ありがたかった、ということがありました。
捜査等で華々しく活躍する警察官というものも、警察にとっては貴重な戦力ですが、上記のような、地道ではあっても地域のために努力し、信頼される警察官というものも、警察にとっては不可欠な戦力だと思います。
人命救助のための不慮の事故で、お気の毒としか言いようがありませんが、1日も早く回復していただきたいと思います。
警察に対し、厳しい批判の目を持つことは必要なことですが、このように、身の犠牲を省みず職務を遂行する警察官がいることも、きちんと覚えておくべきでしょう。