新人弁護士、東京一極集中 合格者増した効果でず

http://www.asahi.com/national/update/1005/TKY200610050227.html

全国50の地裁所在地別にみると、新人の登録は東京が579人。大阪128人、愛知55人、横浜48人が続く。
一方、ゼロの4カ所のほか岩手、秋田、徳島、高知には1人、栃木、福井、富山、山形、旭川には2人しか新人は来なかった。

昔からそうですが、この世界は、都会志向の人が多いですね。確かに、都会(特に東京)には、華やかなイメージがあり、実際にも、華やかな仕事もあって(そうではない仕事の方が圧倒的に多いのが実態ですが)、都会へ都会へと人が流れる傾向があると思います。都会志向者が多いのは、弁護士に限ったことではなく、裁判所や検察庁でも、都会で勤務すればそこに長くいたいと思い、都会ではないところへ転勤すれば早く都会へ戻りたいと思う人が圧倒的に多いのが実態です。
ただ、仕事の将来性や、クオリティオブライフ等を考えると、今後は、都会以外での開業ということは、有力な選択肢として考えられるべきだと思います。
私自身は、検察庁を辞めた時に、既に東京で生活の基盤ができてしまっていたので、東京で生活して仕事もしていますが、司法研修所を終了して、これから弁護士になる、ということであれば、東京等の都会での開業は考えない可能性のほうが高いでしょう。