http://www.nichibenren.or.jp/ja/committee/training/keijisosyojitsumu.html
ボ2ネタ経由で知りましたが、今年の4月から、法科大学院で教える立場に復帰するため、こういった資料に目が行くようになっています。
一通り読んでみましたが、これがマスターできれば、実務の基礎どころか、一般的な実務には(特殊なものは別にして)ほぼ対応できるのではないかと思わせるものがありました。
この資料でも指摘されている通り、かつては、司法修習を開始した当初、実務修習に入る前に前期修習というものがあり、司法研修所で教官から実務の基礎を学んだ上で全国各地へ散り実務修習を受ける、という流れになっていましたが、現在、前期修習はなくなり、司法修習生はいきなり実務修習から入る仕組みになっています。それだけに、法科大学院で実務の基礎を学ぶ必要性は高いものがありますが、特に法律初学者の場合、一から法律学習を始め、3年の間に実務の基礎まで身に付けるというのは至難の業と言うしかなく、今後、司法研修所と法科大学院との間の役割分担、その前における法学部教育をいかに活用するか、といったことも検討し、改革を図って行くべきではないかということも感じます。