法科大学院の講義計画

「現代刑事法」という講義を、前期・週1回で担当していますが、今年は、市販の演習本の中の設例(刑事実体法と手続法にまたがるもの)を、毎週1問、検討するとともに、その中に出てくる論点(刑法、刑事訴訟法)で特に興味深いものを、翌週以降にやや掘り下げて検討する、というスタイルで進めることにしました。
来週は、最新判例

追突でも「監禁致死」成立 最高裁、因果関係認める
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060330#1143677834

を中心に、この種の問題を検討してみたいと考えています。
毎週、上記のような設例を1問検討し、併せて、前週までに検討した設例に関連する論点についてやや掘り下げる、という勉強をすることになり、うまく活用してもらえれば、刑事法全般に関する総合的な力が身につくのではないか、と考えています。
時間が限られており、限られた時間でできるだけ効果を上げたい、と思うので、計画するほうも頭をひねって考えます。できるだけ成果が出るようにしたいものだと思っています。