弁護士過疎 格差是正の鍵は「若い人の意識です。頑張ろうという意識です」by日弁連会長

http://d.hatena.ne.jp/okaguchik/20060307/p1

エントリー及びコメント欄が盛り上がっていて、なかなか興味深いものがありますね。
昔から、司法試験に合格した人々は、都会志向が強く、司法修習は東京でやりたがるし、裁判官・検察官は東京等の都会勤務を希望、弁護士も都会で開業しがち、という傾向が顕著に見られます。これは、法曹界だけの傾向と言うよりも、医師等の、いわゆる専門職従事者に共通する傾向と言えるでしょう。
ただ、都会には、メリットがある一方、様々なデメリットもあります。弁護士で言えば、数が多くて競争が厳しいこと、各種経費がかかること、生活のクオリティを高く維持することが難しいこと、等々、短所も多く、それらを裏返したものが、都会ではない場所の長所になってきます。
法曹関係者は、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060129#1138529513

でも述べたように、プライドの高い人が非常に多く、自慢話は、本当の話を思い切りふくらませてでもしがちですが、そうではない話は、口をつぐんでしまう傾向が強く、表に出ている調子の良い話ばかり見たり聞いたりしていると、実態を大きく見誤ることになります。
今後、特に弁護士になろうとしている人々は、自らの長期的なライフプランをよく考え、NHKに出演して失笑をかうような日弁連会長の言に惑わされず、自らの進路を決定すべきでしょう。