<堀江メール>送金指示のコピーを公開 民主国対委員長

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060217-00000162-mai-pol

このメールの真偽は、現状ではわかりかねますが、私自身の印象としては、やや眉唾物では?という印象を持っています。
そう感じる理由の1つは、報道によると、メールの発信時間に、堀江氏は選挙運動のため屋外で歩き回っていたということです。
2つめの理由は、この種の金銭のやり取りをする場合に、メール記載のような「振込」という方法をとることは、通常はありえない(その理由は言うまでもないでしょう)ということです。3000万円程度の現金であれば、それほど苦労なく持ち運べますから、私なら、振り込んだりせず、現金で提供するでしょう。
この種のスキャンダルには、ガセネタも多いので、このメールの真偽については慎重な見極めが必要であると思います。

追記:

「真偽はわからない」ということを前提にしてでの、あくまで感想ですが、この種の「裏金」は、あくまで裏のお金なので、「選挙コンサルティング費」といった、表のお金っぽい名前は、普通、つけないものです。昔からよくある手法は、仮払金にしておく、といったものですが、名前をつけるとしても、選挙コンサルティング費はないんじゃないかな、というのが、私の率直な感想ですね。
また、こういう裏のお金は、原資が容易に特定されないように、3000万円なら3000万円を、どこからか、どーんと一発で出すということも、普通はしないものです。あっちから300万、こっちから500万、という感じでお金を集めてきて、当然、振り込んだりせず(足がつくので)、直接渡す、というのが、一種の鉄則と言えるでしょう。
これが本当の話なら、随分、間が抜けたことだと思いますし、嘘だとすれば、あまり裏のお金を扱ったことがない人が考えたことではないか、というのが、しがない弁護士としての感想です。